【JKD】ジークンドーという哲学【截拳道】

【JKD】ジークンドーという哲学【截拳道】

どうも、アドレナリン編集担当です。
Bruce Lee
夏前にだいぶ仕上がってきました。

なんて言ってみたいです。
彼はブルースリー。武道家であり、香港俳優として有名ですね。

彼が亡くなったのは1973年。32歳のときでした。現在、生きていれば今年で74歳です。
名前は聞いたことがあっても、彼の活躍する姿を知る人も、少しずつ減ってきているのではないでしょうか。

そんな彼が生前この世に残した、とある武術があります。

それが、
JKD=ジークンドーなのです。

テコンドーならば多少は聞いたがあるかもしれません。ただ、ジークンドーは中々聞かないのではないでしょうか。
ジークンドーはブルースリーが編み出した武術であり、彼の哲学、精神のもとにあるのです。
漢字では「截拳道」と書きます。拳を截つ(たつ)。
つまり、相手の攻撃をさえぎる。さばくなどの由来が想像できます。

『型にはまらない武道』、それがジークンドーなのです。

他の武道の経験がある方ならイメージがつくでしょうか。空手や剣道など、特に日本で生まれた武道には型がつきものです。決まりごとや作法を大切にしているためだと思われます。その点において、ジークンドーは大きく違います。昇段試験にも、型をすることはないのです。

当然、基本的な動きはあるものの、打撃と投げを組み合わせたジークンドーは非常に自由です。
練習には、ミット打ち、サンドバック、木人(モクジン)と呼ばれる木を相手に突きや投げの練習をするのです。喉や、金的を突くことで効果的に相手を倒す技も多いのが特徴です。
mokujin

さらに特徴的なのは
ジークンドーの試合というものはこの世にないということ。
そこにも、ブルースリーの哲学があるのです。

試合をするには、必ず競技としてルールを設ける必要があります。公平性を保つためです。
しかし、そのルールにさえ、ブルースリーは縛られない。ルールという型にさえ、はまらない。
それがジークンドーなのです。
非常に自由なジークンドーは、ブルースリーの弟子、さらにその弟子と、世代交代を繰り返します。型にはまらず、自由に、今もなお進化を続けているのです。
それぞれに、各々のジークンドーがあっていいのです。自由で型にはまらないからです。
それが、ブルースリーの残した武術、ジークンドーなのです。
私がここに書いたジークンドーも、ジークンドーの一つの見え方にすぎないのでしょう。

ジークンドーを通すことで、今は亡きブルースリーの残した哲学や精神に出会えるのかもしれません。
近日中に、ジークンドーの学べる施設を紹介いたします。お楽しみに!

※コラム募集のおしらせ


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