帯の話②【初心者には一つの目標となる紫帯。】

【初心者には一つの目標となる紫帯。】

column21
前回は青帯でかなり長文になってしまいましたので、ピッチを上げて書いていきたいと思います。

さて、今回は紫帯の話を。

紫帯を締めていると、ブラジリアン柔術経験者なら、「お、結構やられているな。」と感じるのではないでしょうか?

そしてブラジリアン柔術を知らない方には紫帯なんであるの?と言われます。

私も紫帯の時に説明した時、友達から紫帯なんてあるの?と言われました。(笑)

紫帯はブラジリアン柔術の大人の帯で黒、茶、紫、青、白と五段階に分かれる内のちょうど真ん中に位置する帯で、以前は日本でも紫帯巻いたら自分で道場開けたり、コーチになれたり、プロ柔術に出られたりしましたね。

私も初めてのプロ柔術は紫帯でのプロ格闘家の三島ド根性の助選手との試合でした。

この紫帯、私の道場では青帯を認定してから二年道場に在籍、そして在籍中に大体120回程度の来館数でそろそろかな?なんて考えます。その後青帯と同じくらいの昇級試験や試合の実績などを考慮しながら、紫帯を認定していきます。

私が思うに紫帯はある意味一番幅広い解釈があるのではないかと感じます。

私のように青帯と同じような基準を用いて決める方もいれば、白帯でも他競技を経験されている方を一気に紫帯に認定される方もいれば、指導や護身術などの要素を絡めて考える方もいらっしゃいます。

そして、紫帯の試合的な実力もまちまちで、総合的に満遍なく学んでいる方もいれば特定の形であれば黒帯からでも一本取れる方もいらっしゃいます。まあ、この辺りは指導している道場のスタイルにもよるとは思います。

なので、単に紫帯といっても期間も実力も全くバラバラで解釈も様々かななんて感じます。

逆に考えれば紫帯は様々な考え、様々なスタイルの方がいる帯なので、試合やフリースパーなどで組んだり見たりするのは楽しいですね。

紫帯は入会したての新規会員さんが一つの目標とする帯で、白帯から初めて4~6年くらいあれば取得できるのではないかと考えます。是非一つの目標として紫帯を目指して頑張って頂きたいですね。

本コラムの執筆者
桑原 幸一

グラスコ柔術アカデミー
代表:桑原 幸一

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