帯の話③【茶帯と下の帯の違いってなんですか?】

【茶帯と下の帯の違いってなんですか?】

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帯の話も、青帯、紫帯ときまして、今回で3回目。そして今回は茶帯について話したいと思います。

茶帯になると今までの帯とはいろいろと違う点が出てきます。

まず試合に関してですが、国際ブラジリアン柔術連盟の試合では茶帯は黒帯と同じルールが適用されます。

足関節技もそれまではフットロックしか使えませんが、茶帯になるとアンクルホールド(足首固め)、膝十字固め、膝固めなど、ヒールホールド以外の足関節技が使用可能となります。

また腕の二頭筋を極めるバイセップススライサー、ふくらはぎを極めるカーフスライサーなど、他にもできる関節技が増えますね。

結果試合の中でかなり攻撃に幅が出て、色入れなスタイルを模索する事が出来るのです。

ちなみに総合格闘技やサンボなど足関節技が得意な方は、茶帯に上がってから急に勝率が良くなったり、逆にレスリングや柔道の方で足関節技をあまり練習していない場合は、茶帯で足関節技に捕まるケースが多いですね。

違いは試合ルールだけではありません。日本ブラジリアン柔術連盟では茶帯から指導者登録ができます。

という事は茶帯の方がいる、また自身が茶帯であればブラジリアン柔術の道場を開く事が出来るのです。実際、茶帯で道場を開く方、コーチに就任する方も多いです。

このように試合ルールや道場開設が出来る茶帯。さてでは実力はどうなんでしょうか?

当道場では茶帯に昇格する際に、紫帯になってから1年半以上道場に在籍している事、在籍時に120回以上の来館数が必要となります。そして試合の成績を重視しながら、指導やテストの結果を加味して、昇格を決めます。

茶帯は今までの帯より少し基準が厳しくなり、普通に練習しているだけではなかなか昇格には至りません。明確に茶帯を取得したいという意識の上で試合などを意識した練習なども必要になります。

この辺りは他道場やジムとは基準が違うかもしれませんね。あくまでも私の道場の基準です。

茶帯を締めるという事は、黒帯まであと少しまで来ています。そうなると、それなりの実力が必要となります。

茶帯を目指す方は今までの練習に加え、茶帯を締めるという強い意志を示して頂きたいなと個人的には思います。

ただ取得できれば、ブラジリアン柔術で皆が目標とする黒帯まであと少し。達成感も非常に高いと思います。是非取得して頂きたい帯ですね!

本コラムの執筆者
桑原 幸一

グラスコ柔術アカデミー
代表:桑原 幸一

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