帯の話④【ブラジリアン柔術の最高峰、黒帯とは?】

帯の話④【ブラジリアン柔術の最高峰、黒帯とは?】

さて、帯の話も最終回、黒帯の回になりました。

ちなみに今までに、青帯
紫帯茶帯の話も書きました。良かったらお読みください。

ちなみに実際には黒帯の上に、赤黒帯、そして赤帯とありますが、日本でまだ誰も巻いている方もいなく、私自身もまだ何十年とかかりますので、今回は黒帯までとさせて頂きます。

さて黒帯ですがブラジリアン柔術のみならず、着衣格闘技や武道、帯がある競技ではほとんどの競技が黒帯が最高の帯とし、黒帯を締めると一人前と認められると言われております。

ブラジリアン柔術では6年~8年くらいで取得している方が多いようですが、来館数や試合実績など各道場やジムでかなり基準が違うため、4年程度で黒帯を取る方もいれば、10年以上かけて黒帯を目標にしている方もいます。

ちなみに私の道場では、茶帯を取得してから一年間の在籍、120回以上の来館に加え、国際大会や全日本格式の大会での上位の実績、そして道場において、下の帯の会員さんの見本となるような練習態度など、多岐にわたり判断させて頂きながら、黒帯をお出しします。

よく話されるのが、1000人が白帯から始めて、その中の一人や二人が黒帯になると言われているほど黒帯に上がるのは狭き門だと言う事です。

私が始めた頃には、日本では黒帯はおろか茶帯すらほとんどいなかったです。

時代は流れ、現在日本人での黒帯取得者は300人程度と言われ、これから増えていくと思いますが、まだまだ少なく、やはり黒帯に上がるのは非常に大変だというのが良くわかりますね。

その黒帯で特筆するべきはやはり強さです。ブラジリアン柔術をやりこんだ強者だけが巻く事を許される帯ですので、他競技の大会でもブラジリアン柔術黒帯は注目されますね。

そして経験からくる指導力も黒帯ならではだと思います。黒帯全員が道場指導をしているわけではありませんが、大抵の黒帯ならアドバイスを求めれば適切にアドバイスを返してくれると思います。

そんなスペシャルな黒帯、是非柔術を学ばれている方全ての方々が目指して欲しいと思います。道のりは長いですが、目標として頂きたいです!

今回書かせて頂いた帯の基準や考え方は、あくまでも私個人、または当道場での基準となります。

他道場やジムではその場所によって基準や考え方がありますので、ご了承ください。

本コラムの執筆者
桑原 幸一

グラスコ柔術アカデミー
代表:桑原 幸一

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