ピラティスをおすすめする7つの理由②

ピラティスをおすすめする7つの理由②

前回のコラムでは、ピラティスで、機能的で美しい「姿勢」を手に入れられるということをご紹介しました。 ピラティスをおすすめする理由は、まだまだあります!

ピラティスをおすすめする7つの理由 – その2 コア(体幹)強化で、動きのクオリティを大幅にバージョンアップ!

機能的で美しい「姿勢」は、まずは正しい骨盤のポジションありき!
スポーツやダンスには、それぞれ固有のベーシックな姿勢とポジションがあります。

動きの中で変化する重力や重心を瞬時に捉えコントロールし、その固有の姿勢とポジションを維持してバランスを保つのは、コア(体幹)を構成する①腹横筋、②多裂筋、③骨盤底筋群などのインナーマッスルです。

そのインナーマッスルの中でも大きいパーツを占める腹横筋は、字のごとく、筋繊維が胴回りに沿って真横に走っている筋肉で、腹筋群の中で一番内側にある筋肉です。 胸郭(肋骨部分)の下部から骨盤までをぐるりと覆い内臓や腰椎をサポートしています。 腹横筋を起動させ腹圧を高めると、自然に多裂筋(背骨と背骨をつないでいる筋肉)も働き、さらにコアが安定します。

コアが働きだすと、体の軸をはっきりと捕らえることができ、身体の中心から身体をコントロールする感覚が生まれ、重心やバランスの変化に敏感に反応できる能力がつきます。
インナーマッスルを使えている人の動きは、早い動きもゆったりとした動きも安定感があり、力強さと鞭のようなしなやかさを合わせ持っています。

しかし、この筋肉が使えない人は、アウターマッスルを使って外側からポジションを固めようとしてしまいます。 そのため余計な力が入り、動きは固くぎこちなく、それなのに見た目には力なくふらふらと不安定な動きとなってしまいます。 常に余計な力が入っているので、当然、疲れやすいですし、コントロールのクオリティが低いため怪我もしやすく、また、本来のパフォーマンスで使う筋肉がバランスを取るために使われているため、パフォーマンスレベルも頭打ちになってしまいます。

早い動きでバタついてしまう方はもちろんのこと、ゆっくりとした動き、例えばゆっくりとしたテンポの音楽でダンスを踊るときに、音を待てずにすぐに次の足が床についてしまう「溜め」が苦手な方は、インナーマッスルが弱いと言えるでしょう。

プロであってもアウターマッスルを使ってなんとかその動きをこなしてしまう器用なアスリートやダンサーもいますが、そのままではじきにパフォーマンスは頭打ちになってしまいます。 
スポーツのコーチやダンスの先生から、「もっと力を抜いて」と注意されてしまう人は、「もっと、インナーマッスルを働かせて」ということなのかもしれません。

ピラティスでは、インナーマッスルを常に起動させた状態でエクササイズを行います。 腹横筋は、意識をしていないとすぐに緩んでしまいます。 動作をしている時には、ついつい動作で使う筋肉に意識がいき、腹横筋が緩み正しいポジションが崩れてしまいがちです。 集中力が必要です。 

ピラティスレッスン終了後には自然とインナーマッスルが起動している状態を保ちやすくなり、そのすぐ後にスポーツやダンスをすると、いつもの動きがずっと安定することに気づくはずです。

ピラティスであなたの動きをバージョンアップして、新しい感覚で動いてみませんか?

本コラムの執筆者
ryoko-miyauchi250

Studio Orb(スタジオオーブ)
代表:Ryoko Miyauchi

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